ハワイと言えばひと昔前までは飛行機代だけで8万ぐらいはしていましたが、2016年にLCCのエアアジアXが関空=ハワイ間に就航して格安で行ける時代がやってきました。
2017年には関空=ハワイ間にLCCのスクートが就航して、ますます便利になりました。
今年の家族旅行はどこに行こうかな?と調べていると、ハワイに格安でいけることが分かり2社を徹底比較しました。
結局迷っている内にセール時期を逃してしまい、行先を変更したのですが、せっかく調べたので検証結果をお知らせしたいと思います。
セールは各社頻繁に行っていますので、ぜひ今後の参考にして下さい。
2018年12月現在の最新情報によると、スクートはハワイ線を2019年5月30日に運休予定です。一方、エアアジアは2018年夏より毎日運航しています。
スクートのハワイ線の航空券は既に終了していますので、今後はエアアジアがLCCで唯一ハワイに行ける会社となります。
記事の内容は2018年春の状況となっていますのでご了承下さい。
エアアジアXとスクートの基本情報比較
まず初めに2社の基本情報を比較したいと思います。
会社名 | 親会社 | 安全性格付け |
---|---|---|
エアアジアX | マレーシアに本拠地をおくLCC、エアアジアのグループ会社 | 6 |
スクート | シンガポール航空の出資により設立 | 5 |
安全性の格付けはAirlineRatingsが発表しているもので、最高が『7』になります。因みに和製LCCのピーチは『5』です。スクートが『5』ですが警戒する数字でもありません。
またエアアジア傘下のエアアジア インドネシアは2014年墜落事故を起こして、現在格付けが『2』です。当時消息不明になって連日ニュースで流れていたので記憶に残っている方もいると思いますが、エアアジアXとは別会社になりますので、その辺りは安心できると思います。
運航日や時間の違いは?
会社名 | 空港 | 時間 | 曜日 | |
---|---|---|---|---|
エアアジアX | 関空発 | 23:25 | 12:30 | 月・水・金・土 |
ホノルル発 | 16:00 | 20:25 | 月・水・金・土 | |
スクート | 関空発 | 19:50 | 9:00 | 月・火・木・土 |
ホノルル発 | 11:00 | 14:25 | 月・火・木・土 |
現地滞在時間は若干エアアジアXが長くなっています。
エアアジアXは、仕事帰りでも十分間に合う時間に出発できるので、関西近郊に住んでいる方にはベストな時間帯になっています。
一方スクートは、関空着が14:25と早めなので、関空から遠い方、国内乗り継ぎがある方は、一泊することなく帰れるので、総合的に費用を浮かすことが出来ます。
残念ながら、行きは仕事帰りだからエアアジアX、帰りは早めに日本に到着したいからスクートという選び方は出来ません。エアアジアは片道予約OKですが、スクートのハワイは往復のみで予約可能となっています。
エアアジアX vs スクート どちらが安い?
価格については両社セールを頻繁に行っていますので、大きな差はありません。2018年3月現在、5月の最安値チケットが両社とも片道1万~販売されています。片道1万でハワイに行けるなんて安すぎます。
例えば片道1万円の日を狙って、大人1名、子供1名で予約しようとすると、エアアジアが4万、スクートが38,640円で少し安くなります。空港税などの諸費手数料の関係だと思いますが、子供料金が少し安くなっていますので、子連れでは若干スクートが安くなり有利です。
↓エアアジアX
↓スクート
ダイナミックパッケージで、もっとお得に旅行しよう!
エアアジアは『Air Asia Go』というダイナミックパッケージが組めるサイトがあります。飛行機とホテルを同時に予約することで、安く旅行することができます。特にお得なのが4泊以上1泊分無料のサービス。
これを利用すると、例えば片道1万のチケット代の日に、5泊『アウトリガーリーフ』に宿泊した場合大人1人+子供1人で『160,881円』になります。
もし飛行機とホテルをバラバラに予約すると、対象の日が1泊25,456円なので、5泊で127,280円となります。飛行機代が往復4万とすると合計167,280円となり、『Air Asia Go』で予約すると6,399円安くなりました。
↓TripAdvisor (トリップアドバイザー)でホテルの価格を比較した結果
ただしこの1泊無料サービスは、日により対象となるホテルが変わってきます。また元々格安の宿は対象になっているのを見たことがありません。ある程度のランク以上のホテルのみが対象となるようです。もし、格安のホテルでいいのであれば、ホテルは別手配が総額は安くなります。
スクートの公式サイトにはダイナミックパッケージのサービスはありません。ダイナミックパッケージを利用するならエクスペディアが便利です。日付は違いますが、同条件で78,382×2=156,764円でした。
因みにエクスペディアでLCCのチケットだけ手配すると予約手数料が別途かかったり、セール料金が反映されていなかったりします。ホテルも一緒に手配する場合、航空券とホテルをそれぞれ手配するより安いことが多いので、ダイナミックパッケージを選択肢の一つとして考えてみるのもいいかも知れません。
ダイナミックパッケージやホテルの手配で気を付けたいのが宿泊日です。
例えば5/1~5/3で飛行機を予約したとします。5/1に夜に出発すると、5/1朝にホノルルに到着しますので、1日はホテルが必要です。もちろん2日も必要です。そして5/3昼ホノルルを出発すると、帰国は5/4になります。時差があるのでホテルの予約日を注意して下さい。
気になる機内の快適性。シートピッチの比較
会社名 | シートピッチ | 座席幅 |
---|---|---|
エアアジアX | 78cm | 40cm |
スクート | 78cm | 45cm |
日本航空 | 84~86cm | 45~48cm |
※各航空会社ホームページより
LCCと言えばレガシーキャリアよりも座席数が多く、機内が窮屈なイメージがあります。
実際、日本航空と比べると少し狭い印象を受けます。
またエコノミーの座席の横列は「3-3-3」の9席の並びになっています。レガシーキャリアでは「2-4-2」の8席ですので、LCCでは通路が狭くなっています。これは両社とも同じです。4人で飛行機に乗る時は、全員隣同士は出来ないので、どう分かれるか考える必要がありそうです。
エアアジアXとスクートだけの比較ですと、座席幅の広いスクートに軍配が上がります。機体も最新のボーイング787です。LCCながらも比較的快適に過ごせそうです。
エアアジアXとスクート結局どっちがいいの?
今回の比較はエコノミークラスのみで行いましたが、個人的にはスクートに軍配が上がりました。
理由1:よくセールをしているので、安くチケットが手配出来そう
理由2:帰国時の到着時刻が早いので、国内の各種乗り物がまだ利用できる時間帯
理由3:子供料金が少しだけ安い
特に遠方参加の方は「理由2」だけで、スクート選択をして間違いないです。例えば東京在住の場合、エアアジアXですと関空~東京の最終便が21時台になりますので、少しでも関空到着が遅れれば乗り遅れます。帰国日は1泊するのが現実的ですが、ホテル代がかかるので、元々のチケット価格が変わらないなら、総額で考えるとスクートが安くなります。
関西在住の方は「理由2」は考えなくていいので、エアアジアXでもスクートでも安くチケットが手に入った方がベストな選択です。
両者ともにセール情報をいち早くゲットできるよう、とりあえずメールマガジンへの登録をしておきましょう。
LCCを利用して浮いたお金で、ホテルをランクアップするのもよし、美味しいものを食べるのも楽しいですよね。また、とことん格安で攻めるなら安いコンドミニアムで、地元の食材を調理して食費を浮かせば、楽しく節約もできます。
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