海外旅行に行くとき、空港のラウンジが使えたら便利ですよね。
世界中の空港ラウンジにアクセスできるプライオリティパスは、クレジットカードの付帯サービスとして利用している方がほとんどではないでしょうか?
カードの種類にもよりますが、年会費は1万円からと決して、安くはない金額です。
家族で年に1回しか海外に行く我が家にとっては、年会費がかかるクレジットカードは、憧れがありつつも高嶺の花のイメージがありました。
今回LCCでベトナムに行き、深夜便で帰国することになり、ラウンジを利用することにしました。
そこで悩んだのは、子供と一緒にラウンジをお得に使う方法です。
クレジットカードで発行できるプライオリティパスは同伴者無料は、一部の高額な年会費のカードを除き有料です。
幼児であればラウンジによって無料で使えることもありますが、小学生ともなるとほぼ有料。
一番安く家族でラウンジを使えるパターンは、条件によって違います。
クレジットカードには海外旅行に必須の保険も付帯されています。
プライオリティパスの付帯条件や海外旅行保険の補償の上限額はカードによって異なりますので、自分にとって一番必要なものが何かを考えながら、選び方の参考にしてみてください。

巷にはヘビーユーザーの情報は溢れていますが、ファミリー向けやライトユーザーの情報は少なかったので、全力で調べました!
その結果、我が家はプラチナデビットを夫婦で発行し、子供は旅行サイトで利用券を買うことにしました。
カードの案件ではないので、最新情報はホームページでご確認ください。
※ラウンジの使用回数などは2025年3月時点での情報です。昨今改悪が続いていますので、ホームページなどで最新の情報をご確認ください
家族旅行にお得!比較対象のカードは3社!
今回比較したのは住信SBIネット銀行系列の「ミライノカード Travelers Gold」「プラチナデビットカード(mastercard)」と「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス」の3つです。
他のカードも調べましたが、ライトユーザーや家族旅行にピッタリで、年会費が控えめなものがこの3つのカードでした。
どのカードも特色がありますが、ここでは主にプライオリティパスと海外旅行保険に的を絞ってみていきます。
海外旅行保険は自動付帯のものをセレクトしました。
利用付帯は飛行機のチケットなどを対象のクレジットカードで買わないといけませんが、自動付帯なら持っているだけで、保険が利用できます。
コロナ以降利用付帯が多くなっている中、自動付帯はありがたい存在です。
ミライノカード Travelers Gold
年会費11,000円で、海外旅行保険と国内旅行保険が自動付帯します。
利用されることが想定される海外疾病治療費の上限は本人が500万円。
また家族にも補償が適用され250万円となっています。
肝心のプライオリティパスは年間6回まで利用できます。
家族カードが無料で発行でき、同じく年6回まで利用可能です。
ただし、家族カードは18歳未満は発行できません。
新規入会キャンペーンで5,000円相当をキャッシュバックしていることが多いので、1年目は実質6,000円で、夫婦でプライオリティパスを発行できます。

年会費11,000円で夫婦2人分のプライオリティパスが発行できます。調べた中では最安値です!
子供は同伴者として利用でき、所定のラウンジ料金がかかります。
プラチナデビットカード(mastercard)
こちらも住信SBI系となりますが、ちょっと特色のあるデビットカードです。
年会費11,000円で、住信SBIで口座を持っていれば、即日デビットカードもプライオリティパスも発行できます。
旅行まで時間がない方は、このカード一択ではないでしょうか。
クレジットカードと違い審査もありませんし、子供でも発行することができます。
私が全力で調べた中で唯一、18歳未満の子供がカードでプライオリティパスを取得する方法です。
家族カードの発行はできないので、夫婦や子供それぞれ発行する必要があるので、年会費は人数分かかってきます。
プライオリティパスは年間3回(本人のみ)、海外旅行保険と国内旅行保険が自動付帯します。
海外旅行保険は海外疾病治療費の上限は本人が700万円。家族が350万円です。
そしてこのカードには、航空便遅延費用補償がついています。
今回紹介する中では一番補償額が手厚いです。
プライオリティパスは回数は少し残念ですが、年1~2回しか海外旅行をしないなら許容範囲です。
そしてこのカードはモバイル保険で人気です。
旅行には直接関係ありませんが、スマホやパソコン、ゲーム機などが壊れたり故障した時の保証が自動付帯されています。
なんと保証は家族にも適用されます。
AppleCareに加入するするより年会費が安いので、モバイル保険目当てで作成する方も多いです。
他にも、海外で年に1回3ギガ15日分のSimの利用特典もあり、海外旅行旅行のライトユーザーにピッタリなカードとなっています。

年会費のキャッシュバックキャンペーンの時に夫婦でそれぞれ発行しました!2年目以降は検討中です。
デビットカードなので、子供も作成できるところがポイントです!
我が家は住信の口座を持っていたので、ネットでサクッとカード発行からプライオリティパス作成まで、数十分で終わりました。
子供は年会費を払ってカード発行をしなくても、カード保有者の同伴者として利用できます。金額は35ドルになります。

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス
プライオリティパスを制限なく使いたい場合は、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレスがおすすめです。
利用回数制限がありません。
年会費22,000円ですが、家族カードが1枚無料で発行できるので、夫婦でプライオリティパスを制限なく利用できます。
保険は、海外旅行保険と国内旅行保険が自動付帯しますが、海外疾病治療費の上限は本人が200万円。家族が200万円と心もとない金額となっています。
ただし、本会員には航空便遅延費用補償がついて、飛行機の遅延などの際に利用可能です。

年会費のキャッシュバックキャンペーンで15,000円相当が返ってきますので、初年度はお得にプライオリティパスを使うことができます。
頻繁にラウンジを夫婦でしたい方にはベストな選択ではないでしょうか?子供は同伴者として利用でき、35ドルかかります。
3つのカードの比較
全ての条件が優れているカードはありません。
特典の内容の比較表を作成したので見比べてください。
ミライノカード Travelers Gold | プラチナデビットカード | MUFJプラチナアメリカンエキスプレス | ||||
年会費 | 11,000円 | 11,000円 | 22,000円 | |||
家族カード | 18歳以上3枚まで無料発行 | 家族カードなし | 18歳以上1枚無料、2名目から3,300円 | |||
プライオリティパス | 年間6回 | 年間3回 | 家族はなし | 無制限 | ||
ラウンジ同伴者料金 | 所定のラウンジ料金 | 35ドルでゲスト利用可能 | 35ドルでゲスト利用可能 | |||
海外旅行保険 | 自動付帯 | |||||
本会員 | 家族 | 本会員 | 家族 | 本会員 | 家族 | |
傷害死亡後遺障害 | 5000万円 | 1000万円 | 10000万円 | 5000万円 | 5000万円 | 1000万円 |
傷害 | 500万円 | 250万円 | 1000万円 | 500万円 | 200万円 | 200万円 |
疾病 | 500万円 | 250万円 | 700万円 | 350万円 | 200万円 | 200万円 |
個人賠償責任 | 5000万円 | 2500万円 | 10000万円 | 5000万円 | 3000万円 | 3000万円 |
携行品損害※免責3,000円 | 50万円 | 25万円 | 100万円 | 50万円 | 50万円 | 50万円 |
救援者費用 | 300万円 | 150万円 | 500万円 | 250万円 | 200万円 | 200万円 |
航空機寄託 手荷物遅延 | 10万円 | 10万円 | 1万円 | 1万円 | 1万円 | なし |
乗継遅延 | なし | なし | 2万円 | 2万円 | 2万円 | なし |
出航遅延・欠航 | なし | なし | 1万円 | 1万円 | 1万円 | なし |
受託手荷物紛失 | なし | なし | 2万円 | 2万円 | 2万円 | なし |
保険の引き受け会社 | あいおいニッセイ | 三井住友 | 損保ジャパン | |||
特色 | ・国内旅行保険あり(利用範囲は狭い) | ・モバイル保険あり修理10万 ・海外SIM年1回3G15日間 ・国内旅行保険あり(利用範囲は狭い) | ・コンシェルジュサービスあり | |||
注意 | ・子供が本会員となる場合は両親への補償はなし ・夫婦で加入した場合子供の治療費上限2倍。乗り継ぎ遅延などは保険申請してみないとわからない | 国内旅行保険はなし | ||||
URL | 最新情報 | 最新情報 | 最新情報 | |||
入会キャンペーン※条件あり | 5,000円相当キャッシュバック | 期間限定で年会費キャッシュバックあり | 15,000円相当キャッシュバック |
家族でラウンジに入れるお得な方法は?
家族の年齢別にプライオリティパス利用に最適なカードをまとめてみました。
利用者 | カード種類 | 年会費合計 | プライオリティパス回数 | 備考 |
夫婦+18歳以上の子供 | ミライノカード | 11,000円 | それぞれ年6回 | 最安値 |
夫婦 | 三菱UFJプラチナアメリカン | 22,000円 | 無制限 | 無制限利用最安値 |
夫婦+18歳以上の子供 | 三菱UFJプラチナアメリカン | 25,300円 | 無制限 | 家族で最安値 |
夫婦+18歳未満の子供 | ミライノカード+(子)プラチナデビット | 22,000円 | 年6回/(子)年3回 | 唯一子供もプライオリティを持てる方法 |
夫婦+18歳未満の子供 | ミライノカード+(子)同伴者利用 | 11,000円+利用毎に所定のラウンジ料金 | 年6回/(子)都度支払い | 年1回の利用ならおそらく最安値 |
子供が18歳未満の場合は、選択肢がカード発行でプライオリティパスを発行するには、プラチナデビットしかありません。
子供がプラチナデビットを発行した場合、両親への保険の補償はありません。
夫や妻が発行した場合は、旅行保険モバイル保険も子供に対して効くので、少しもったいない気もします。
子供のカード発行がラウンジが目当ての場合、都度利用も検討する
カードを発行しプライオリティパスを作ると、同伴者も有料でラウンジを利用することができます。
ミライノカードは「所定のラウンジ料金」、他の2つは35ドルで利用可能です。
また、幼児は無料のラウンジもありますので、子供の年齢によっては、カード発行をわざわざする必要はないのではないでしょうか。
年に1~2回小学生以上のお子さんが利用するのであれば、同伴者料金を支払い都度利用もありです。
また、オプショナルツアーの予約サイトのKKdayなどで35ドルより安く利用できる場合があります。
夫婦と小学生の子供でラウンジ利用の最適解
今回ベトナムのハノイ旅行に行くに辺り、めちゃくちゃ考え抜いた結果。
プラチナデビットの年会費キャッシュバックキャンペーンがあったので、夫婦共にカードを発行しました。
そして小学生の子供は、KKdayでラウンジ利用券を購入することにしました。
ハノイのラウンジであれば、小学生の子供は2,200円ほどで、カードの同伴料金の35ドルより安かったです。
来年以降は夫婦で22,000円の年会費がかかるので、プライオリティパスが必要であれば、ミライノカードを作成し、家族カード発行で夫婦で年会費を11,000円に抑えようと考えています。
または、ランニングコストのかからないKKdayなどで都度利用の予約をするのもありかと思います。
今回の旅行の帰国便はベトナム国内での乗り継ぎがあり、ハノイに夕方に到着し、深夜に日本に向かうフライトになっています。
ハノイの空港からタクシーで中心部に向かう往復料金は約6,000円程度です。
中心部で夕食を食べたり、シャワーを浴びれる場所を探したり(マッサージか仮眠のためのホテル)することを考えると、費用の面でもラウンジ利用に軍配があがりました。
また夫婦でプラチナデビットを作成すると、子供への保険が合算できます。
例えば夫だけが会員の場合、子供の疾病治療350万上限のところ、妻も加入すれば700万円が上限金額になると、オペレーターの方に確認を取りました。
アジアへの旅行なら700万あれば、上乗せで保険に入る必要もないかなと思います。
ネットの利用も年1回まで利用無料の特典があり、SIMの契約も節約できます。
家族全員で海外旅行保険に8,000円。ネット回線に2,000円を見込んでいた費用が浮きました。
年に1~2回の海外旅行であれば、ミライノカードかプラチナデビットで、子供はラウンジの都度利用が最適な利用方法ではないでしょうか。

クレジットカードの保険は疾病治療などの上限を合算できるので、他の年会費無料の利用付帯のカードと合わせるのもおすすめです。
我が家は利用条件が緩い【エポスカード】で国内で空港までの移動手段でカードを使って、利用条件をクリアし、補償の上限を上乗せします。
ラウンジも保険も、どれも最適な条件の最高のカードはありません。こっちの保障がこのカードにもあればと思うこともしばしばあります。よく見比べて何が自分に一番必要なものなのか見極めましょう。

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