ミクロフへプラハやウィーンからアクセスする方法

ミクロフ駅チェコ

ドブリーデン(チェコ語でこんにちは)!シュガリーです。

2019年秋、夫婦と5歳の息子と共にチェコ周辺を旅行してきました。

その中で一番印象に残っている場所が「ミクロフ(Mikulov)」です。まだガイドブックで紹介されることも少なく、穴場の観光スポットです。

今回は、ミクロフの魅力とアクセスについてご紹介します。

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ミクロフ(Mikulov)ってどんな街?

チェコに南部のモラヴィア地方に位置するミクロフ。
プラハよりもウィーンからのアクセスが近くなります。

コンパクトな田舎町で、半日もあれば回れます。

おススメの理由は街並み。丘の上のお城を中心に広がる街並みは、赤い屋根がとっても素敵で、絵本のような世界が広がります。ミクロフ何もしなくても、ただ街を歩いているだけでも楽しめますし、広場を中心に食事をしたり、お土産を買ったりする場所も適度にあります。また、日本のガイドブックでは殆ど紹介されていないので、日本人はもちろんアジア人は見かけません。

プラハのような有名な観光地ももちろんいいのですが、都会の喧騒を離れ、ゆっくりと過ごしたい人におススメです。

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プラハからミクロフへアクセスする方法

プラハからミクロフへのアクセス方法は主に2つあります。

  1. ブルノへ鉄道やバスで移動し、ブルノから路線バスで向かう
  2. ブジェツラフ(Břeclav)まで急行列車で向かい、普通列車で向かう

1のアクセス方法は、プラハ本駅から鉄道に乗りブルノ本駅を目指します。時間は大体2時間半程度です。その後、ブルノのバスセンターへ移動し、105番の路線バスに乗り1時間20分程度で到着します。乗り換え時間を含むと大体4時間弱かかります。

ミクロフアクセス地図

2の鉄道のみのアクセス方法は、プラハからブジェツラフまで列車で移動します。所要時間はレイルジェット(RJ)や急行列車(EC)で3時間程度です。ブジェツラフで普通列車(OS)に乗り換え25分でミクロフの駅に到着です。こちらも4時間弱かかります。
我が家はこの方法で移動しました。後ほど詳しく記述しますが、その前に、それぞれのメリットデメリットをお伝えします。

移動方法乗り換え場所メリットデメリット
バスブルノ鉄道と比べると少し安いプラハの中心から少し離れた場所にバスターミナルがある
鉄道とバスブルノ鉄道と比べると少し安い
ミクロフの中心部で降車でき移動が楽
ブルノの駅から少し離れた場所にバスターミナルがある
鉄道ブジェツラフグループ旅行に最適ミクロフの中心部まで登り道を15分程度歩かなければいけない
乗り換えが楽
【鉄道とバスを使用する場合の注意点】
プラハもそうですが、ブルノも「ブルノ本駅(Brno hlavní nádraží)」以外にも「ブルノ」と名前が付く駅があります。間違って別の駅に行かないよう要注意です。
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ウィーンからミクロフへアクセスする方法

ミクロフはチェコの国境近くの街です。
実はプラハよりも、隣国オーストリアのウィーンからアクセスする方が近いです。

乗り換え時間を考慮しても2時間程度で移動出来るので、ウィーンから日帰りも可能です。

ウィーンから移動する場合は鉄道移動になります。

ウィーンからチェコのブジェツラフに向かい、ブジェツラフで普通列車に乗り換えミクロフを目指します。

アプリで時刻を調べる

ミクロフに行くことが決まったら、ぜひ入れておきたいアプリが「Mapy.cz」「pubtran」の2つです。

プラハであれば「google map」だけでも乗り換え案内は可能ですが、ミクロフのような地方都市では検索の精度がかなり低くなります。

そんな時、活躍するのが、地図アプリ「Mapy.cz」と乗り換え案内アプリ「pubtran」です。2つのアプリは連動しているので両方入れることをおススメします。

プラハからミクロフに移動する場合の時刻を調べたりするのにとても役立ちました。アプリ画面また、駅名が分からない場合でも、地図上から行きたい場所を検索したり、リアルタイムの遅延情報が表示されるので、現地でも便利です。

検索の時に便利な正式名称
プラハ本駅Praha hlavní nádraží(Praha hl.n.)
ブルノ本駅Brno hlavní nádraží(Brno hl.n.)
ブジェツラフ駅Břeclav
ミクロフ駅Mikulov na Moravě
ウィーン中央駅Wien Hauptbahnhof

その他、鉄道移動ならチェコ国鉄(CD)のサイトで時刻を調べたり、予約をしたり出来ます。詳しくはこちらを参考にして下さい。

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実際に鉄道を使ってミクロフへアクセスしてみました

実際に2019年9月、鉄道を使ってプラハからミクロフに移動し、その後ウィーンに向かったので、詳しくお伝えします。

我が家がバスを使用しなかった理由は、ブルノでの乗り換えに不安があったからです。2019年現在、ブルノ本駅が工事中で別の駅への振替があったりするようで、迷ったりしたくないと思い辞めました。また、ブルノ本駅からバスターミナルが離れているので、乗り換え時間が迫る中、道に迷ったり、どのバスに乗っていいか分からない状態は困ると思い、乗り換えが楽な鉄道にしました。

また、5歳の息子は、バスでは費用が発生しますが、鉄道はタダで乗車出来ます。結果、家族3人で移動する場合、鉄道の方が安くなりました。
家族旅行ではない場合も、鉄道は早期割引で意外と安くなったり、座席が個室のようなコンパートメントタイプなので、周囲を気にすることなくお喋りを楽しめます。大きく費用は変わらないので、鉄道旅行は2人以上のグループ旅行におススメの移動手段です。チェコ鉄道座席ミクロフへのチケットは1カ月前までに予約をしました。
費用は、プラハ~ミクロフ、大人2名で590czk(約2,950円)、ミクロフ~ウィーン546czk(約2,730円)でした。

急行列車に乗ってこの価格なので、日本に比べるとかなり安いです。

のどかな田園地帯を走る列車は景色を楽しめたり、列車の中にある食堂車で、手頃な値段でランチが頂けたりするので、長時間移動も飽きることなく楽しめました。

プラハ本駅から乗り換え駅のブジェツラフまでは3時間程です。ブジェツラフ到着が25分遅れましたが、乗り換え時間が元々50分あったので、問題なく乗り換え出来ました。乗り換え時間は、鉄道の場合もバスの場合も余裕を持っておくと安心です。
もし、ブジェツラフで待ち時間があっても、構内に売店やカフェのような場所があります。コーヒーを飲みながら列車を待っている人が沢山いました。
また売店にはサンドイッチのような軽食からお菓子まで、規模の小さいコンビニのような品揃えで、小腹が空いた時、重宝しそうです。

チェコ国鉄普通列車OSブジェツラフからはズノイモ(Znojmo)行きの各駅列車(OS)に乗り換えます。ホームは掲示板に書いてあるので、迷うことはありません。
のどかな田園地帯が広がります。ローカル駅線路が1本しかないので、駅で対向列車の待ち合わせ時間があったりして、のんびりとミクロフに向かいます。多少遅れて30分ぐらいで到着しました。

駅のホームは思ったより近代的で、電光掲示板まで設置されていていましたが、駅舎は昔ながらのおもむきです。ミクロフの駅駅からは登り道を15分程度歩けば、ミクロフの中心広場まで行けます。バスもありますが、本数は多くありません。また鉄道もバスも土日は本数が少なくなるので要注意です。

我が家の場合がそうでした。丁度、土曜日に移動したので、平日よりミクロフへの便が少なくなり、アクセスが悪かったです。

また、宿泊先がミクロフの中心広場より更に先でしたので、坂道を30分、大きなスーツケースを押して移動しました。荷物が重く、所々ある急な坂道とデコボコした溝に捕まり、もうスーツケースを投げ出そうかと本気で思いました。この旅で一番きつかったです。

道中、タクシーの電話番号の書かれた立て看板がありましたし、宿泊先にも事前に問い合わせて、タクシーの番号を教えてもらいました。
でも、チェコのタクシーはボッタくりが多いと聞いていたので、電話する勇気がありませんでした。また、田舎はチェコ語しか通じないことが多く、意思疎通が出来ないこともあり、タクシーには電話しませんでした。

駅前でタクシーを拾えるような環境はないので、どうしても歩けない場合は、バスで移動するのがいいと思います。
その場合はアプリで、事前に時刻を調べておくといいです。当日、駅前にあるバス停で、時刻表を確認しましたが、どれに乗っていいのか、よく分かりませんでした。

我が家の場合は、18時までに丘の上のペンションにチェックインする必要がありました。事前にバスの時刻を調べていましたが、土日でバスの本数が少なく、チェックインの時間に間に合わないのでバス移動は諦め、徒歩で移動しました。

中心広場周辺を日帰りで観光したり、宿泊場所が広場付近であれば、徒歩移動もそこまできつくないと思います。ただしスーツケースがある場合は、頑張る必要はあります。

鉄道の移動には家族全員大満足でしたが、駅から中心広場まで、距離があるのがネックでした。事前に歩かないといけないことは分っていたので、子供にも頑張って歩くよう伝えて、大人はスーツケースを押して歩く覚悟をして行ったのですが、実際に歩いてみるとかなり辛かったです。幸いにも、息子が親の限界を察知して、一生懸命歩いてくれたのでなんとかペンションまで辿りつきました。
丘の上のペンションだったので、景色は最高で、かなり癒されたので、頑張って登って良かったと思いました。パノラマからの景色帰りはバスで駅にアクセスしました。次にまた、あの道を歩けと言われるとちょっと考えてしまいます。

そうならないよう、ミクロフで宿泊先を考える時は、中心広場付近までの距離で選ぶといいかも知れません。

ミクロフを歩く時は、登り坂は避けられません。プラハのように路面電車やバスが中心部を走っていることはありませんが、コンパクトな街なので半日歩けば主要な観光地は見て回れます。

ちょっと頑張って歩けば、素敵な景色が待っていますよ。

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シュガリー

妻はパート、夫はサラリーマンのノンパワーカップル+息子と旅した情報を発信中!リアル平均家族の旅行の節約術や現地情報、子連れ旅のポイントをまとめています。

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