実際にチェコで鉄道に乗車しました!チケットの見方、座席の選び方など徹底解説

チェコ鉄道アイキャッチチェコ

ドブリーデン(チェコ語でこんにちは)。シュガリーです。

先日、家族旅行でチェコと周辺国を鉄道で巡ってきました。

ヨーロッパを鉄道で巡るって素敵な響きじゃないですか?鉄道オタクではなくてもワクワクする響きです。
今回の旅は、子供が電車が大好きなので、鉄道旅行をすることにしました。

でも、行く前は色々な疑問や不安がありました。

乗り換えもあるし、遅延しないかな?
車内は安全かな?(ひったくりとか軽犯罪は大丈夫?)
どの列車に乗ればいいかすぐに分かるかな?
移動時間5時間もあるけど、退屈しないかな?

でも、実際に旅して大きなトラブルもなく、無事に、そして快適に移動することが出来ました。

今回は実際に乗車して分かったこと、注意したいポイントをまとめました。

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チェコ鉄道のチケット手配はネットで!

チケットの購入は当日、駅の窓口で出来ます。
ただし、窓口は混雑していることも多く、語学力が必要なので、ネットで事前に手配することをおススメします。

チェコ国鉄(CD)のサイトから、簡単に購入することが出来ます。詳しくは別の記事にまとめましたのでご覧ください。

チェコを鉄道で移動しよう!予約方法を徹底ガイド!
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乗車方法はとっても簡単!

ネットでチケットを予約した場合、乗車当日持っていくものは

  • パスポート
  • 印刷したチケット
  • 決済に使ったクレジットカード

の3点です。

実際に現地で乗車する時は、メールで送られてきたチケットを印刷して持って行けば大丈夫です。画面に表示すればいい地域もあるようですが、印刷しておくと安心です。
また、クレジットカードを確認される場合もあるようですので、一応お持ちください。

駅に到着!まずは掲示板を確認しよう!

駅に到着後、まずは電光掲示板で乗る予定の列車がいつ出発するのか確認します。印刷したチケットと情報を照らし合わせて下さい。

チェコ鉄道チケット

赤枠で囲った場所に列車の情報が表示されています。

出発ホームは、大体15分くらい前にならないと電光掲示板に表示されません。 チェコ鉄道電光掲示板

ホームの番号が分かれば、後は移動し、到着した列車に乗るだけです。

【国際列車に乗る場合は注意】
ここで少し迷ったので列車の種類についてのお話です。私達はミュンヘン~プラハの移動に鉄道を使いました。
チケットには列車の種類がEx355とありましたが、掲示板にはALEX355の表示。私のイメージではチェコ国鉄のCDマークの車体が来ると思っていましたが、来たのはALEXでした。なぜか列車の種類が違うのでこれでいいのかと思いましたが、便名の355が一緒なので間違いないと思い乗車しました。
後で調べたところ、Exはチェコ国鉄の急行列車。ALEXはミュンヘンを拠点にする私鉄でした。チェコ~オーストリアと移動した時も予約していた列車と別の車両が到着しました。
国際列車では別の国の列車が来ることもあります。慌てず、便名で確認して乗車して下さい。

メールで送られてきたチケットを窓口で引き換える必要ありませんし、乗車時にメールの確認もありません。駅員さんによる確認が無いので、間違った列車に乗らないよう注意はして下さい。

行き先

列車の入り口に行き先が書いてあるので、そこを確認すれば安心です。

シュガリー
シュガリー
我が家は確認せずに、ホームに到着していた列車に乗ってしまいました。途中で列車の後方を見に行くと、後ろの車両が切り離され、ありませんでした。
もし、切り離された車両に乗っていたらと思うとゾッとしました。別の場所に到着しないよう、入口の案内確認を忘れずに。

入口はかなり段差がかなりあるので重いスーツケースを載せるのは一苦労です。女性だけでは難易度高めです。
チェコ鉄道 段差

乗車後は、座席指定していない方は、好きなシートを見つけて座って下さい。その時、何等車、予約シートに注意して下さい。 2等席の廊下 2等席、コンパートメントタイプのある車両の廊下です。個室のようになっているので、この車両がオススメです。

チェコ鉄道座席

シュガリー
シュガリー

個室の中の座席は向かい合った3席×2列のシートです。
列車が出発して他に誰も乗ってこなければラッキー。入口のガラス戸を閉めれば完全な個室です。
横3列あるので、大人が横になって寝られるぐらい広いです。自分達だけの空間でゆっくり旅できます。

他にも新幹線のような座席のオープンサロンタイプもあります。

チェコ鉄道車内 座席の前に、カードが入っているところは予約席です。写真の状態は予約席になりますので、ここには座らず別の席を探して下さい。  

旅行中、座席指定なしで、5回長距離を列車で移動しましたが、車両のどこかは席が空いていました。座席指定なしでも座ることは可能です。
ただし、個室のコンパートメントタイプに先客がいる場合、座席が空いていても声をかけにくいですよね。
私は手振り身振り+夫の通訳で、1人旅の方に声をかけ、一緒に個室を使用させてもらいました。声をかけづらい場合は座席指定しておくと、余計なストレスなく乗車できます。
また、相手が声をかけづらい場合もあります。我が家は夫婦+5歳児と一緒に旅行していました。白人が多い地域で、アジア人の子連れで個室を使っていて、荷物も大量。私達だけで個室を使用している時、声をかけられることはありませんでした。
他も空いているのに、日本の新幹線で、外国人グループの隣に、わざわざ声をかけて座らないのと一緒かなと感じました。おかげで、横になって寝たり、サンドイッチを食べたりと気兼ねなく過ごすことが出来ました。

切符の確認がある

途中で、切符の確認もありました。なかなか来ない、いつ来るの?と思っていたら、ローカル線に乗り換え後にあったり、乗車直後にチェックがあったり、タイミングはバラバラでした。

事前の情報では、購入時に決済したクレジットカードを見せるとありましたが、その必要はありませんでした。
チケットとパスポートのチェックだけでした。

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電車が来ない?!遅延について

列車で移動する時に気になることの1つが遅延です。乗り継ぎがあると特に気になりますよね。

結論から言うと、10~30分の遅延は高頻度であります。

我が家が乗車した時の実際の遅延情報は表の通りです。

ルート種類遅延詳細
ミュンヘン~プラハ国際/急行無しミュンヘンが始発だったので定刻通り
プラハ~ブジェツラフ国内/急行25分20分遅れで出発し25分遅れで到着
ブジェツラフ~ミクロフ国内/普通10分始発なので出発時は遅れなかったが、途中の駅で待ち合わせがあり到着が10分遅れ
ミクロフ~ブジェツラフ国内/普通13分13分遅れで出発し、15分遅れで到着
ブジェツラフ~ウィーン国際/急行0分ブダペストから到着した便でしたが、定刻通り
※チケットの表記は、普通列車はOs、急行はExで表記されています

プラハからミクロフに移動した際は、20分も遅れたので、乗り換えに間に合うかドキドキでしたが、元々1時間近く待ち合わせの時間があったので、余裕で間に合いました。

「遅れて出発しても、停車駅が少ないし途中でスピードを出して、巻き返すのかな?」と思っていましたが、実際は、到着するころには更に遅れていました。

列車が遅れた時は電光掲示板に表示されます。時々、遅延に伴いホームの変更があったりしますが、それも掲示板に表示されています。ホームの変更の場合は、他に待っている人も続々と移動し出すので迷うことはありません。

プラハ駅電光掲示板

他にも遅延情報は、アプリでも調べられます。
チェコの鉄道移動に便利なアプリが「Jízdní řády IDOS」です。チェコやその近隣諸国の列車やバスを含むルートが検索できます。時刻、料金はもちろん、simやモバイルWifiがあればリアルタイムの遅延情報などが調べられるので、鉄道旅行をする場合はダウンロード必須です。

「Mapy」という地図アプリも地方都市に行く場合は便利です。このアプリに連動している列車検索アプリがあります。リアルタイムの遅延情報や地図から経路を検索できるので、駅名が分からなくても調べることが出来ます。

↓旅行にこのSIMを持って行きました。いざという時に繋がって便利でした。

事前にネットで調べていると、遅延や運休で大変な思いをされている方もいるみたいなので、あまり、ギリギリの予定を組んだり、帰国日当日を避けておくのが賢明です。

食堂車もある!気になる社内の設備

乗車する前は、外国の列車はスリがあるから寝てはいけない!と思い込んでいました。

実際に乗車してみると治安の悪さを感じることはありませんでした。もちろん荷物の管理はしないといけませんし、油断は禁物ですですが、個室タイプのコンパートメントだったこともあり、横になって寝たりしました。
車内を移動する時は、貴重品だけ持って行き、スーツケースは座席に置いたままチェーンをかけてトイレに行ったりしました。実際にはそこまでしなくても大丈夫な雰囲気ではありました。

車内でWi-Fiが使えることもある!

事前情報では車内でWi-Fiが使用出来るとなっていましたが、チェコ国内ではありませんでした。たまたま乗車した便だけかも知れません。
今回の旅でフリーWi-Fiが使用できたのは、ミュンヘン~プラハ間でした。

車内のポスターに案内があったので、アクセスしました。速度もそれほど遅くなかったので、あればラッキー。積極的に使いたい設備です。

食堂車

列車で食事をするって憧れませんか?

チェコでは、国内路線でもプラハ~ブルノ間で食堂車を利用できます。

今回の旅で食堂車があったのは、プラハ~ウィーン間です。意外と手頃な値段で食べられるので利用してみて下さい。

チェコ食堂車メニュー

因みに我が家は食べた直後だったので、気分を味わうために飲み物のみ注文しました。ビール、コーヒー、ジュースで500円程度でした。良心的な価格です。
支払いはユーロOKで、クレジットカードも使用できました。

IC食堂車

こちらの食堂車は、ブジェツラフ~ウィーン間で利用したIC(オーストリア連邦鉄道ÖBBの急行)の車内です。洗練された雰囲気で旅情緒が溢れています。12時前後は人が多いですが、昼過ぎなら空いていて利用しやすいですよ。

食堂車の他にも、新幹線のように社内販売のワゴンが回ってくるので、お腹が空いたらそちらで購入するのもアリです。

気になるトイレ事情

ちょっと気になるのが、トイレ事情ですが、特に問題はありませんでした。

駅構内だと有料(50円ぐらい)ですが、車内は無料です。トイレは新幹線より広く、意外と快適でした。

汚れているかどうかは、その時々だと思いますが、私が使用した時は許容範囲内でした。アジア圏よりは綺麗なことが多く、使いやすかったです。手を洗う場所もあり、いたって普通です。
ただし、オムツ替えの台などはありませんでした。トイレ内は比較的広いのでパンツタイプならおむつ替えも可能です。

もうすぐ終点の時間になると、トイレの入り口が自動的に施錠され、使えなくなっていたこともありましたのでご注意下さい。

自転車や動物を運ぶことも出来る

チェコの地方都市を列車で移動していると、時々自転車と一緒に車両に乗り込んでくる人がいました。自転車置き場が車内にあり、別途料金を支払うと一緒に乗車出来ます。国際列車にも、ローカル列車にも自転車を置くスペースがありました。
チェコはサイクリングロードもあり、自転車の環境が整備されています。駅でレンタルも出来るので、興味がある方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか?

チェコ鉄道自転車置き場

他にも、別途料金がかかりますが、犬と乗車する方もいました。ゲージに入れる必要はないのか、リードに繋いでいるだけでした。

ローカル線の車内は、地元の人の楽しそうなお喋り、自転車や犬と、チェコの日常を垣間見た気がしました。

シュガリー
シュガリー
息子は色々な国のたくさん列車を見て、ご機嫌でした! 大人も車窓の景色に癒され、コンパートメントタイプの車内でお昼寝をして旅の疲れを癒すことができました。
3カ国を3人で移動して9,000円。格安で憧れのヨーロッパ鉄道旅行が出来て大満足な旅となりました。
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この記事を書いた人
シュガリー

妻はパート、夫はサラリーマンのノンパワーカップル+息子と旅した情報を発信中!リアル平均家族の旅行の節約術や現地情報、子連れ旅のポイントをまとめています。

円安で打撃を受けていますが、クルーズ旅行を計画中です!

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