最近注目のクルーズ船。日本にも沢山の外国船が寄港するようになりました。
クルーズ船は子連れ旅行にピッタリな乗り物です。一度船に乗れば重い荷物を持って移動する必要もなく、目的地に移動出来ます。その間、食事やアクティビティに全て無料で楽しむことが出来るので、子供も大人も楽しく移動できます。
一度体験すれば、何度も乗りたくなるクルーズ船。
そんなクルーズですが、沢山のルートと船会社があり、どれがいいのか迷ってしまいますよね。
今回は子連れにぴったりな、クルーズ船と出港地をご紹介します。
知っておきたい。クルーズ船のクラスと大きさ
実はクルーズ船は大きく3つのクラスに分かれています。
「カジュアル」「プレミアム」「ラグジュアリー」の順に価格やサービスが上がっていきます。カジュアル船で1泊1万円前後~の価格となります。
その中で、子連れにオススメは「カジュアル」クラスの船です。
大型客船が多く、船内のイベントや設備が充実しています。船内の雰囲気は明るく、にぎやかで子連れにピッタリです。
また、子供料金が設定されている船も多いのもポイントです。
子連れ優遇の料金設定があるので、子連れでの参加も多く、周囲に気兼ねすることなくクルーズを楽しめます。
逆に「プレミアム」以上の船ですと、かなり落ち着いた雰囲気です。
子連れだと周囲に気遣う必要があり、居心地が悪いかも知れません。
「プレミアム」クラスの船に新婚旅行の時に乗船しましたが、若いカップルすらあまり乗船していませんでした。
楽しむためにも船のクラスは気にして選びたいです。
船の大きさはトンで表します。同じ「カジュアル船」でも大きさが変われば、設備も変わってきます。
もちろん大きい程、沢山の施設があるので1日中船で楽しみたい方は、大きな船がおススメです。
一例ですが、15~22万トンクラスの大型船には「ウォータースライダー、船内に大きな公園、ロッククライミング、ボーリング場」など様々な設備があり1週間以上の航海が多いです。
6~10万トンの中型船はショートクルーズが多く、設備は大型船に比べると劣りますが、それでもプールやシアター、ジムなどの一通りの設備は揃っています。
乗船人数も少ないので寄港地での待ち時間(降りる人数が多いと寄港地についてもなかなか降りれないこともあります)も少なめです。
また大型船では入港できない港に入港できるのも魅力です。
一般的にクルーズ船は小さいほど高級です。ホスピタリティが行き届いた小型~中型船は「ラグジュアリー」や「プレミアム」クラスに多く、大型船は「カジュアル」クラスとなり価格も安くなります。
TVなどでは「カジュアル」クラスも豪華客船扱いですが、最高級のおもてなしを受けられる訳ではなく、もっと大衆的なクラスとなります。
気兼ねなく乗船できるので子連れにぴったりです。
子供無料あり!国内発着あり!おススメのクルーズ船6選
「カジュアル」クラスのオススメの船をご紹介します。
【国内発着あり】コスタクルーズ
イタリアが本社の地中海、カリブ海、東アジアに就航するクルーズ船で、最近は日本発のクルーズもあり、名前を耳にする機会がある船です。比較的、10万トンクラスの小さな船が多いです。
この船のオススメは大人2人乗船していれば、3,4人目の、18歳未満の子供料金が1泊5,000円となっています。
但し国内発着のチャータークルーズは子供料金3万円前後が多いです。
どちらにしても家族旅行に嬉しい価格設定です。
コロナ前は国内で通年運航していましたが、残念ながら撤退してしまいました。現在、日本発着は旅行会社によるチャーター便が年に数回運航しています。
2024年に日本に就航しているのは、11万トンクラスの「コスタセレーナ」。これまで日本に就航していた船の倍近い大きさになり、施設も充実しました。
キッズプール、ウォータースライダーなど、子供が喜ぶアクティビティが充実しています。
2024年はGWに東京発着(JTBチャータークルーズ)、6月に金沢発着(ベストワンクルーズのチャータークルーズ)が発売されています
独自のイベントや企画、料金体系が導入されています。
具体的には、船上で夏祭りが催されたりと独自の日本人向けイベントがあったりします。また、主催の旅行会社のみで募集をかけているので、乗客の日本人比率が高めです。一方、通常のクルーズ旅行は船会社が企画から運航まで行い、旅行会社が募集をかけています。
外国船は世界各国で募集がかけられているので、日本国内発着であっても乗客の外国人の比率がチャータークルーズより高くなります。
【国内発着あり】MSCクルーズ
スイスが本社の地中海、カリブ海をメインに就航するクルーズ船です。
季節によっては北欧や中東にも就航しています。船の大きさは20万トンの大型船から10万トンクラスの船まで色々選べます。
一番の注目は2019年にデビューし、日本にも就航している「MSCベリッシマ」です。
17万トンクラスの巨大な船の船内には、アクアパークやスライダーや全天候対応のプル、レゴが楽しめる施設、シアターなどなど楽しい施設が揃っています。
食事も無料のメインレストランにビュッフェに加え、有料のレストランやバーも充実しています。
気になる子供料金は、大人と同室の3~4人目の18歳未満の子供は無料です。
但し、旅行会社主催のチャータークルーズは子供料金の条件が違う可能性があります。
日本発着は年数回程度あります。
2024年は1~3月に沖縄発着、GWと6月に横浜発着、9、10月に東京発着が予定されています。
詳しい日程はMSCオフィシャルページをご覧ください。
沖縄発着は4泊~5泊の短い日程で乗船でき、現役世代も参加しやすいです。また価格も大人5万円台~とかなりお手頃です。
日本で大型船に乗れるチャンスです!
【日本に寄港】ロイヤルカリビアン
アメリカが本社のクルーズ会社で、カリブ海を中心にヨーロッパ、アジアに就航しています。
世界最大級の船の多くをロイヤルカリビアンが所有しています。
20万トン越えの船内には、ロッククライミング、ジップライン、サーフィン、ウォータースライダー、公園、ロボットバーテンダー、アイススケートショー等々、巨大な街が移動しているようです。
大人も子供も1日楽しめます。
日本から参加しやすいのはシンガポール、香港、上海発着となります。
2024年は16万トン巨大船「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」が横浜発シンガポール着、2025年には横浜発シアトル着の就航があります。日程は10日以上となります。
他にも10万トンクラスの船がシンガポール発着で就航しています。期間も3泊4日程度で参加しやすい日程になっています。
気になるお値段は子供も大人も同額。ただし2人目半額や全員30%OFFなどのキャンペーンを定期的にしているので、乗船したい方はメールマガジンの登録をしてチェックするといいですよ。
日本発着はありませんが、例年日本発やシンガポール発日本着の片道運航は年に1,2回程あります。10日以上の日程となるので、現役世代は参加が難しいかも知れません。ロイヤルカリビアンにお手頃価格で乗船するならシンガポール発着がおすすめです。
【国内発着あり】ノルウェージャンクルーズ
アメリカ本社のクルーズ会社で、ハワイ、ヨーロッパ、カリブ海を中心に就航しています。10万トン前後の船が多いですが、1番大きなノルウェーシャンエピックの船内には、アクアパーク、子供用プール、ブロードウェイのショー、アイスバーなど充実の設備が揃っています。
クルーズにつきもののドレスコードもありませんので、夕食の時の服装に頭を悩ます必要はありません。
子供料金はありませんが、同室3,4人目割引があるので、家族旅行にピッタリです。
また2018年からは、毎年、日本発着便を運航しています。
横浜や東京から宮古島、石垣島、台湾に向かうゴールデンルートだけではなく、京都、奄美大島、姫路、高知など地方の寄港地を10日程度かけて巡ります。
詳しい日程はノルウェージャンクルーズのオフィシャルページでご確認ください。
2024年3月は9万トンクラスの「ノルウェージャンジュエル」が横浜発着で運航され、秋には7万トンクラスの「ノルウェージャンスピリット」が東京や横浜発着を運航予定です。
ディズニークルーズ
アメリカのディズニークルーズライン社が運営する人気の客船です。カリブ海、地中海、アラスカなどで10万トンクラスの船を運行しています。ディズニーのショーにイベント、船上は24時間ディズニー一色で、夢の世界が広がっています。
ディズニー好きな方にオススメなのが、フロリダ州ポートカナベラル発着のクルーズです。港の近くには、ディズニーワールドがあるので陸でも海でもディズニーが楽しめます。
気になるのはお値段。他のカジュアル船に比べると1泊2万円前後と倍の価格です。一応18歳以下の割引サービスはあります。
他の船より値段は高いですが、ディズニー好きなら一度は乗船したい憧れの船です。
2028年に日本でディズニークルーズが就航することになりました!まさかのニュースです!2~4泊のショートクルーズメインとのことなので、現役世代も乗船しやすい日程です。今から楽しみですね!
クルーズ選びの参考になる本
子供と一緒にワイワイと気兼ねなく旅行したい!3世代で楽しみたい!そんな時は、カジュアルクラスのクルーズ船がおススメです。子供に大人気のプールも充実しています。
逆にプールよりも大浴場が楽しみたい!クルーの親しみやすさよりホスピタリティを重視する場合はプレミアムクラスのプリンセスクルーズや日本船のやにっぽん丸がおすすめです。
設備や雰囲気の他、寄港地で選んだり、目的別にクルーズ船を使い分けて楽しんでくださいね
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