家族旅行で人気のケアンズ。子連れなら公共の交通機関での移動より楽な「レンタカー」の使用もお勧めです。
海外で運転経験が少ない方にも安心な日本と同じ「右ハンドル左側通行」です。
今回はオーストラリア・ケアンズでレンタカーを借りる時に知っておきたいことをまとめました。実際に行ってきて、知っておけば良かったと感じたことを掲載していますので、旅のヒントにしてして下さいね。
日本で準備して行くべき2つのこと
オーストラリアで運転する時、絶対必要なのが「国外運転免許証」です。
運転免許試験場や運転免許更新センターなどで2,400円で取得できます。地元の警察のホームページなどで詳細を確認できます。
もう一つ必要なのがレンタカーの手配です。行ってから手配も出来ますが、空きがあるかどうかも分かりませんし、いきなり窓口に行くと英語力も求められますので、日本で予約することをおススメします。
レンタカーの比較サイトは沢山あるので、それを利用して予約するといいです。因みに同じレンタカー会社でもサイトによって、提供している車種が違ったり、空きがなかったり、あったりして値段が若干変わることもあります。希望の日程や車種がなくても、他のサイトでも検索すると出てきたりするので、探してみて下さい。
因みに貸し出しは24時間単位なので、8:00~20:00と借りるよりは翌朝まで取りあえず押さえておくと、ドライブが思いがけず長引いても安心です。
どこでレンタルする?
私は最終的にジェットスターのサイトでレンタカーを予約しました。
他のサイトは無かったヒュンダイの車(安い)が出てきたからです。お店はケアンズの「east coast」です。聞いたことのない会社ですが、地元のレンタカー店で、オーストラリア各地に店舗があり、車もキチンと整備されていました。
このお店はどのサイトで検索してもケアンズ周辺では最安価格になる事が多かったです。そして大手の「Hertz」等々は割高でした。
またカーナビ、チャイルドシート(7歳未満必須です)はオプションになりますので、日本で予約をしておくと現地でスムーズです。
*日本でしていくこと*
- 国際免許証の作成
- レンタカーの手配
いよいよ窓口で借りる手続き!ポイントは?
日本で事前準備さえしておけば、後は現地の窓口で手続きすればOK。国際免許、国内の免許、パスポートも忘れずに追って行って下さい。
あとは『予約の確認書』を印刷して持って行けば、最低限の英語で借りられるので、言葉に自信がなくても安心です。
また、借りる時はクレジットカードが必須です。もし事故や反則をした時等々のための、デポジット(預り金)が必要だからです。意外とレンタカーのデポジットは高めですので、ショッピング枠が十分あるものを持参して下さい。
またレンタカーを借りる際、予約時に保険に加入されているか確認しましょう。もし保険加入プランでも『車両保険(CDW/LDW)』だけですと、万が一の時、支払額が数十万になることもあります。日本のレンタカーのように自己負担数万円では済みません。日本ぐらいの自己負担にするためには、『免責軽減保険(ER)』に入っておくと、数万円まで負担を減らすことが出来ます。
安いプランでは補償範囲を広げるような保険には入っていないものが多いので、予約時点で確認出来なければ、現地で確認をして下さい。
また日本と同様で、借りる前に車のキズの点検を店員さんとします。トラブルを避けるためにもよく確認をしましょう。
*お店で確認すること*
- 持ち物は免許(国際、国内)、パスポート、予約確認書、クレジットカード
- 自分の入っている保険が万全かチェック!ER加入すると安心
- 車体の点検は入念に
知っておきたい交通ルール
ラウンドアバウト
日本でも一部で導入されている交差点です。ルールさえ知っておけば戸惑うことなく走れます。
ロータリーは右回りの一方通行で、進入時は、右からくる車が優先となります。
左折したい時➡ウィンカーを左に出し、外側(一番左)の車線を走行
直進したい時➡ウィンカーを出さずに直進。基本は車線はどこでもOK
右折したい時➡ウィンカーを右に出し、内側(一番右)の車線を走る
もちろん交差点内で停止してはいけません。ルールも難しくなく、ケアンズの郊外は交通量も多くないので、日本で普段運転している方なら、心配しなくても大丈夫です。
信号機
日本とは違った形の信号機をよく見ます。
左側➡直進していいかどうか?赤信号直進×。青信号直進○。
右側➡右折していいか?赤の矢印は左折×。緑の矢印は左折○。
写真の場合は『直進OK。左折はダメ』となります。
駐車違反の取り締まり
日本よりも速度違反や駐車違反の取り締まりは厳しく行われています。制限速度を5km/h超過しただけでも、違反切符を切られるので気を付けましょう。罰金の催促はレンタカー会社を通じて日本までやってきます。
ナビを借りれば常に制限速度が表示されますので、意識しながら運転できます。
パーキングを利用する
ケアンズの街中で駐車する時は、もちろんパーキングに止めます。道路脇にもパーキングがありますが、日中ショッピングモール周辺等々は早めにいっぱいになります。そんな時は少し離れれば空いています。
路上パーキングは時間帯や場所によって値段が変わってきます。日中は有料でも夜は無料ということもあります。パーキングメーターに書いてありますので、チェックして下さい。
パーキングメーターの使い方は簡単。+と-のボタンで何時間停めるのか設定してコインかクレジットカードで支払いをします。後は出てきた用紙を車のダッシュボードの上に置き、外から見えるようにします。
ラグーンプール近くのパーキングを利用しましたが、常に監視の方がダッシュボードチェックをしていました。時間を過ぎれば駐車違反で罰金となってしまいますので気を付けて下さい。
ガソリンを入れる
レンタカーを返す前に立ち寄るのがガソリンスタンド。オーストラリアではガソリンのことをぺトロール(Petrol)と言います。
ガソリンの種類は数種類あり、給油時戸惑います。
我が家が借りたのはヒュンダイのセダンだったのですが、どのガソリンか分からず立ち往生していると地元の人が助けてくれました。
ガソリンの種類は下記のようになっていますが、スタンドによって呼び名が変わったりします。
Unleaded 91➡レギュラー
Unleaded 98➡ハイオク 他にもPremium 95とか96とか98と言う場合もあります
E10➡バイオエタノール入りガソリン 他にもECO10 91と言う場合も(レギュラーの代わりに使用可能です)
Diesel➡軽油
91?98?? 日本ではない表現なので、戸惑ってしまいますね。
基本的にレンタカーはUnleaded 91かE10で大丈夫です。心配な方は、レンタカー会社であらかじめ確認しておきましょう。
給油をする
給油の方法は基本的に日本のセルフスタンドと同じです。
支払いは後払いとなり、お店の中のレジで行います。何番で給油したか店員さんに伝えれば清算できます。
クーポンを利用する
オーストラリアでよく見るスーパー、コールス(Coles)で、$30以上の買い物をした際、レシートの下にガソリン割引のクーポン券がついてきます。それを精算時に提出すると、1リットル当たり4セントが割り引かれます。このサービスはShellで行われています。
見せるだけで割引してもらえるので、旅行者にも使いやすいサービスですね。
返却前にガソリンを入れたら、後はお店に車を返せばOKです。
因みに我が家はケアンズ市内にある「east coast」で車を借りましたが、返した後は空港までマイクロバスで連れて行ってくれました。日本で予約した時は何も案内はありませんでしたが、行ってみたら送迎サービスがあったのでラッキーでした。
「east coast」でレンタカーを借りた感想
ケアンズの駅からも歩いていける「east coast」でヒュンダイの車を2日借りて約$90。チャイルドシート、カーナビ付込みの価格です。
免責軽減保険(ER)に加入したかったのですがうまく伝わらず、入っているつもりが予約時自動加入されていた自車両保険(LDW)だけの加入となっていました。事故をしなくて良かったです。自分の入りたい保険の種類ぐらいはメモしていけば良かったと思いました。
また返却時ドキドキしたのが、車にキズがあったことです。バンパーの塗装が5㎝ぐらい削れている箇所がありました。店員さんに指摘されて初めて気付きましたが、ピカピカで新しい車だったのでよく目立っていました。キズに覚えがないことを伝えましたが、修理代を請求されるのかビクビクしていました。
結果、特にそれ以上突っ込みを受けることなく、クレジットカードに課金されることなく終わりました。凹みを伴うような大きなキズではなかったので、言われなかったのかも知れません。
今回は運よく請求されませんでしたが、次回からは初めの車体の確認と保険の追加加入は、万が一に備えて必要だと感じました。
結果「east coast」で借りて特に問題はありませんでした。店内は綺麗で、車もピカピカ。清掃も行き届いていました。日本のレンタカー会社と同じようなレベルだと思います。ただし、もちろん日本語のしゃべれるスタッフはいませんので、最低限の語学力が求められます。
ただケアンズ全般に言えることですが、観光業に携わっている人は、こちらが言うことを理解しようと聞いてくれる人が多いです。あまり語学に自信がなくても何とかなりますので、安心して下さい。
レンタカーを利用すれば、高いオプショナルツアーに参加する必要もなく、自分のペースで行きたい場所にいけます。
コメント