チェコの穴場ミクロフ!カワイイ街並みが魅力的な田舎町に行ってみた!

ブルチャーク白チェコ

ドブリーデン!こんにちは、シュガリーです。

ミクロフというチェコの田舎町はご存知ですか?メジャーなガイドブックには掲載されていない、オーストリアとの国境近くにある町です。
初めて、その町を知ったのは、こちらの本。


チェコに行くかも知れないし、子どもが鉄道が好きだなので、取りあえず買っておいた本なのですが、この本に出てくるチェコの地方都市がどこも魅力的で、チェコに行く時は、プラハ以外の都市も行ってみようと思いました。
あと、もう一つ気になったのが、秋しか飲めない「ブルチャーク」
ブルチャークは発酵途中のワインです。雑誌を見て、初めて知り、チェコに行かないと飲めない「ブルチャーク」が気になっていました。

それから数カ月、今年の旅行はチェコに行こうと決めて、ミクロフにも訪れることにしました。

まだまだ日本人(アジア人)の少ない、穴場の町ミクロフ。大都市プラハも素敵ですが、ヨーロッパの田舎町も情緒があり、ゆっくり出来ます。

今回は、これからミクロフに行こうとしている方、ミクロフに行こうか迷っている方に向けて、ミクロフのメジャーな情報からマイナーまで掘り下げた情報を発信します。

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ミクロフの基本情報と町の雰囲気

ミクロフ(Mikulov)はオーストリアとの国境近くにある、小さな田舎町です。
ミクロフ城を中心に町が広がっています。
メジャーな観光地のような派手さはありませんが、赤色の屋根が印象的な素朴な街並みが広がります。ミクロフ街並み

また、チェコ南部ではビールではなく、ワインの製造が盛んで、ミクロフには沢山のワイナリーがあります。シーズンに行くと、ワインの仕込みをしている姿を見かけます。また毎年9月にはチェコ最大規模のワイン収穫祭があり、大勢の人で賑わいます。

町はとってもコンパクトで、徒歩でも半日あればまわれます。
また、自転車で移動している人も多く、鉄道や車に自転車を乗せているいる人が沢山いました。サイクリングロードも完備されていて、駅で自転車を借りることも出来るので、余裕があれば自転車旅も楽しそうです。
ただし、ミクロフは坂道も多いので、それなりの体力が必要です。

町は地元やヨーロッパの観光客はいますが、アジアからの観光客は見かけませんでした。団体客もいないので、本当の意味で、旅をしている気分になりました。
今はテレビでも世界を題材にした番組も多く、ネットでも沢山の情報があります。
旅行に行くと時々感じるのが、事前情報が多すぎて、実際に行くと新鮮味に欠けてしまう。
その点、ミクロフはメジャーな場所ではないので、情報が多くなく、ヨーロッパの田舎町の心地よさを感じることが出来ました。

ミクロフへのアクセスは、鉄道もしくはバスになります。ブルノやウィーンからの日帰りも可能です。アクセスは、詳しくは別記事にまとめています。

ミクロフへプラハやウィーンからアクセスする方法
ドブリーデン(チェコ語でこんにちは)!シュガリーです。 2019年秋、夫婦と5歳の息子と共にチェコ周辺を旅行してきました。 その中で一番印象に残っている場所が「ミクロフ(Mikulov)」です。まだガイドブックで紹介されることも少なく、穴場...

きちんと時刻等々調べて行けば、地方都市へのアクセスも難しくありませんので、日程に余裕がある方は、ぜひミクロフまで足を延ばしてみて下さい。

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ミクロフの観光地と絶景スポット

ミクロフは町並みが美しく、適度にカフェや雑貨、ワインショップなどのお店があり、歩いて見て回るだけで楽しいのですが、折角なので、ぜひ行ってみたいスポットをご紹介します。

ミクロフ城

町の外からでもよく見えるミクロフ城は、高台に位置する旧市街の広場前にあります。鉄道駅からは徒歩で登り坂を20分程度です。遠くからでも見えるので、迷うことはありません。
ミクロフに到着後、まず向かうのは観光の中心となる、旧市街広場。その前にあるのが、ミクロフ城です。

ミクロフ城手入れされた素敵な庭はからは、ミクロフの家々の赤い屋根を見渡すことができます。ミクロフの町

場内も見学可能で、地下にはチェコ最大の大きさのワインの貯蔵樽がありますし、見学途中で場内のテラスに出て素晴らし景色を楽しめます。
見学をしなくても、庭だけなら無料で楽しめるので、一度は訪れたい場所です。
【場内見学時間】
3月,4月,10月,11月は金~日/9:00~16:00
5月,6月,9月は火~日/9:00~17:00
7月,8月は月~日/9:00~18:00

時期によってオープン時間が違いますので、ご注意ください。最新情報はホームページで確かめて下さい

【ツアー】
巨大なワインの貯蔵樽や歴史を学べるツアーがあります。ただし、英語の音声ガイドを聞きながらになるので、理解しようとすると語学力が必要です。
【料金】
貯蔵樽見学ツアー:60czk、ファミリーチケット140czk
【住所】
Zámek 1, 692 15 Mikulov, チェコ
【ホームページ】
http://www.rmm.cz/czech/vstupne.html#rmm

シュガリー
シュガリー

英語分からないし、ツアーまで参加しなくていいや。ちょっとだけ見学してみようと、教会見学のチケットを購入しましたが、内容は正直微妙でした。チケットカウンターの方に連れられて、建物のカギを開けてもらって、小さなチャペルを見学。所要時間5分。見なくても庭だけで楽しめたかなという感じでした。

ヤギの丘

折角、ミクロフに行ったなら、高台からミクロフの町を見ることをおススメします。

有名なのが『聖なる丘(Holy Hill)』です。中心部から30分ぐらいのハイキングで頂上に到着します。ただ、高台に位置するミクロフ。中心部をウロウロして、結構疲れているのに、まだハイキングをするのは疲れるという方に、おススメなのが、中心広場の近くから登れる『ヤギの丘』です。
広場から10分ぐらいで頂上まで登れます。頂上に旗が立っている日は、展望台まで入る事ができます。
↓この日は旗のない状態です。建物の中には入れません。ヤギの丘もし、旗がない日でも、手前にある大きな岩場の上に登れば、素晴らしい景色が見渡せます。岩場に登る時は危険じゃないかなと思いましたが、普通に登って景色を楽しむだけなら大丈夫です。5歳の息子も問題なく登れました。
ヤギの丘からの景色少し道は急ですが、ミクロフに来た時は、ぜひ高台からの景色を楽しんで下さい。
google mapでヤギの丘の場所を確認

また、どうしても時間がない場合、もう一つオススメがミクロフ城の近くにある時計台です。上まで登って景色を楽しめます。入場料もかからないので、ミクロフ城と一緒に訪れるのもオススメです。ミクロフ時計台

↓時計台からの景色。写真の右上の丘が『聖なる丘』です。上に見える建物は聖セバスチャン礼拝堂です。
ヤギの丘からの景色
google mapで時計台の場所を確認

ミクロフの観光案内所を活用しよう

中心広場に観光案内所があります。「i」のマークの看板があるので、すぐに分かります。
ミクロフ観光案内所
スタッフは英語も喋れて気軽に質問出来ます。
『Sonberk』というワイナリーのワインが、ミクロフで買える場所は無いかと尋ねたところ、色々調べて『Sojka & spol. Restaurant & Koloniál』で扱っているかも知れないと教えてくれました。
他にもバスについて聞いたら、時刻表をプリントアウトしてくれました。
結局、ワインは無かったのですが、こちらの質問にきちんと答えてくれます。
ミクロフマップ中にはミクロフの地図(無料)やお土産が一通り揃っていたり、トイレを借りれたり(有料)もするので、質問が特に無い方も一度は訪問してみてはいかがでしょうか?
google mapで観光案内所の場所を確認

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ミクロフのディープ情報!イベント、レストランからスーパーまで

地方の田舎町のミクロフですが、地元の人の観光地で、ワイナリーやレストランも沢山あり、食も結構充実しています。また、時期によってはお祭りも開催されているので、ぜひチェックしてから訪れませんか?

9月限定イベント!ミクロフでお祭りとブルチャークを楽しむ

せっかくミクロフに行くなら、イベントに合わせて訪れてみるのはいかがでしょうか?

私がミクロフを訪れたのは、ワイン祭りの終わった翌週の土曜日。一番盛り上がる時期を過ぎていましたが、当日は『チーズ祭り』があり、賑わいもまずまず。

↓中心の広場は、お祭りで賑わっていました
チーズ祭りチーズやワインはもちろん、民族衣装を着た人たちの演奏があったり、地元の石鹸等々の小物が売っていたり、小規模でしたが、雰囲気がよく楽しめました。

↓石鹸置き(190CZK)、石鹸(95CZK)、リップ(85CZK)、練り香水(99CZK)手頃な価格なのであれもこれもと手が伸びてしまうミクロフ小物もちろん9月前後しか楽しめない、期間限定のお楽しみ目的のブルチャークもゲットしました。
ブルチャーク(Burčák)は発酵途中のワインで、甘くてぶどうジュースのように飲みやすいです。一杯100~200円ぐらいで屋台に売っています。ブルチャーク看板ジュースのように、ついガブガブと飲んでしまいますが、アルコールは含まれているので飲み過ぎは注意。
ミクロフはワインの産地ですが、アルコールは苦手だという方でも、ブルチャークなら美味しく楽しめると思います。
ブルチャークが飲みたくて9月のミクロフを訪れたと言っても過言ではないのですが、プラハの屋台でも見かけたので、気になる方はそちらでどうぞ。

因みに、私はアルコールは飲めるのですが、炭酸が苦手。
楽しみにしていたブルチャークはまさかの炭酸入り。ちょっとテンション下がりましたが、これも旅の思い出。
せっかく飲みに来たのだからと思い直し、ペットボトル入りの大きいのを買って、ペンションに帰っていっぱい飲みました。ワインは一杯でちょっとほろ酔いになりますが、ブルチャークはがぶ飲みしても全然酔いませんでした。
気になっていた炭酸も、微炭酸だったので慣れれば美味しく、朝から晩まで存分に楽しむことが出来ました。

↓赤のブルチャーク(85CZK)ブルチャークもし、滞在中にお祭りがある時は、ぜひ足を運んでみて下さい。地元の雰囲気を感じられます。お祭りは大体週末に開催されます。土曜と日曜の場合、土曜が賑わっていますので、せっかくなら土曜日に行くことをおススメします。
お祭りの情報はチェコ政府観光局のサイトで調べることができます。

お手頃価格で楽しむミクロフの食事

ミクロフで有名なレストランが『Sojka & spol. Restaurant & Koloniál』と『Hotel Tanzberg併設のレストラン』です。検索すれば行った方のブログもチラホラ。
例外なく私も行ってみようとディナーでお邪魔しましたが、予約でいっぱいと断られました。お昼も夜も常に人がいる感じでしたので、行ってみたい方は予約がベストです。
という訳で、今回は予約なしで気軽に利用でき、美味しいお店をご紹介します。

Sýrárna Klimešでパスタランチ

まだ新しいのかgoogle map未掲載の『Sýrárna Klimeš』。隣にあるチーズ専門店の系列のパスタ屋さんのようです。※リンク先はgoogle mapの隣のチーズ専門店です※
昼時、沢山の人が入店していて、カジュアルで入りやすい雰囲気なので、訪れてみました。Sýrárna Klimeš店内はカフェのような雰囲気で、格式が高くなく、子連れの私達にもピッタリでした。
注文は、レジで選んで支払い、呼ばれたら受け取りに行くフードコート方式でした。
対応してくれた店員さんは、チェコ語オンリーで、意思疎通に苦労しましたが、ジェスチャーと片言の英単語でオーダーに成功しました。
パスタは149CZK、グラスワイン45CZKでお手頃価格です。

店員さんは忙しい中、オーダーがままならない私達に嫌な顔一つせず、笑顔で対応してくれたので、とっても好印象でした。

ちょっと料理の提供までの時間が長かったですが、ワインを飲みながら気長に待ちました。

肝心のパスタの味は、チーズたっぷりで美味しかったです。
ただ、麺が太めで個性的です。モチモチと歯ごたえのある麺は自己主張強めでした。パスタ店員さんの対応がとっても良い&美味しいワインを頂けるお店です。
google mapでSýrárna Klimešの場所を確認

Big Food Point Kebapでケバブ片手に散策

もう一つオススメしたいお手軽ランチが、ケバブのお店。
「トルコの食べ物でしょ?」と思われるかも知れませんが、ヨーロッパではファーストフードの定番と言っても過言ではありません。

地方都市のミクロフにもケバブ屋さん『Big Food Point Kebap』があります。

日中には観光客が、夕方になると地元の子どもが、小銭を持ってやってくる、小さなお店です。イートインはないので、食べながら町を散策する時に、小腹が空いた時に、そんなシーンにオススメです。

ミクロフケバブ屋さん

300円前後で、ラップサンドやバーガータイプのケバブが頂けます。
この値段だしあんまりなのかな?と思いきや、ボリューム満点で、しかも美味しいです。ぜひ、熱々の内にかぶりついて下さいね。
google mapでBig Food Point Kebapの場所を確認

Pod radnicíで気軽にディナー

ミクロフの中心広場にはオープンテラスの席を構える店が、多いのですが、その中の1つが『Pod radnicí』です。

英語が通じて、手頃な価格で利用しやすいです。味は絶品とまでは言いませんが、普通に美味しいです。プラハなどで食べるより、ボリュームと価格、味のバランスが良く、満足できました。

↓ボリューム満点の豚のスペアリブ(285CZK/約1,400円)。その他、チキンステーキ800円前後、ラテ300円、ビール200円とお手頃豚のリブこちらのお店はレストランになるので、チップが必須です。
10%が目安ですが、あまり難しく考えず、端数の切り上げて渡すぐらいでOKです。
google mapでPod radnicíの場所を確認

ミクロフのスーパー事情

飲み物やお土産を買うために、滞在先にスーパーがあると便利ですよね。

小さな町ですが、ミクロフにもいくつかスーパーがあります。

一カ所目がミクロフ駅、周辺にある大手スーパー『Tesco』と『BILLA』。どちらも駅から歩いてすぐ近くです。
明るくキレイで陳列が見やすいのが『BILLA』。ローカル感が強く、より駅に近いのが『Tesco』というイメージです。どちらも一通りのものは揃っているので、おススメです。
ただし、中心部からは15分ぐらいかかります。
駅を利用する方には便利ですが、バスを利用する方はわざわざ駅の方面まで行くのも面倒。
そんな場合は、町の中心部にも小さな地元スーパーの利用がオススメです。『Jednota』と言う小さなスーパーが中心部に2カ所程あります。google mapで店名を調べると『Jednota』ですが、外観には『COOP』と書いてあって、何だか馴染みのある感じです。
店員さんとお客さんが顔馴染みで、地元密着型です。小さいですが、旅行者が欲しい水、ビール、お菓子、パンなどは一通り揃っています。COOPこちらのスーパーは平日は18:00までですが、土日の営業時間が11:00までとなっていますので注意して下さい。
『Jednota』の住所
Pavlovská 1242/50a, 692 01 Mikulov, チェコ
Kostelní nám. 157/9, 692 01 Mikulov, チェコ

週末は注意!列車やバスの便が少ないしお店も開いていない?!

土曜日にプラハからミクロフへ移動しました。所要時間約4時間。
長く感じますが、電車での移動はストレスもなく、車窓の景色が日本と違い広大で楽しめました。

ここで1つ、移動する時に気を付けたいのが、土日祝の移動です。
ミクロフだけではなく、プラハから地方都市に移動する日が、土日祝に重なってしまった場合、平日より、列車やバスの本数が減りアクセスが悪くなります。

実際に土日に移動した際は、思った通りの時刻がなく、少し不便でした。現地に行って困らないよう、時刻やルートは調べておくと安心です。
https://sugarytrip.net/mikulovaccess/ ‎

また、今回どのお店も土日に訪れましたが、営業時間が平日より短かったり、そもそも営業しているお店が少なかったりします。レストランだけではなくお土産店やワイナリー、スーパーなどの商店もです。

『Family Winery Mikulov』に日本語の話せるチェコ人がいるらしい、ワインが美味しいらしいという情報があったので、行きたかったのですが、ホームページを見ると日曜日は営業をしていないようなので断念しました。

このように土曜よりも日曜が定休日は結構あります。行きたい場所がある時は、google map などで営業時間のチェックを忘れずに。

シュガリー
シュガリー

道を歩いていたら、地元の子どもが「ドブリーデン!」と挨拶してくれたり、お店の人が一生懸命こちらが言おうとしていることを理解しようとしてくれたり、とにかく人が温かかったです。田舎町ですが、温かく観光客を迎えてくれる、その雰囲気がとても良かったです。

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この記事を書いた人
シュガリー

妻はパート、夫はサラリーマンのノンパワーカップル+息子と旅した情報を発信中!リアル平均家族の旅行の節約術や現地情報、子連れ旅のポイントをまとめています。

円安で打撃を受けていますが、クルーズ旅行を計画中です!

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