今回、家族3人で5泊6日の日程でMSCクルーズに乗船しました。
事前の情報を元に色々と準備していきましたが、乗船してみて分かった、これは要らなかったと思ったものや、本当に持っていって良かったものがありました。
それでは、さっそく見ていきましょう!
MSCベリッシマの部屋にあったもの、なかったもの
クルーズ旅行の準備の前に知りたいのが、部屋にあったものとなかったものです。
クルーズ旅行では荷物は多くなりがちなので、あるものは利用しましょう。
MSCベリッシマ/部屋にあったもの
デスク前に以下の物がありました。
ビジネスホテルの設備ぐらいのものは揃っています。
- お茶、紅茶、砂糖
- カップ&ソーサー、プラスチックプコップ
- スプーン、氷入れ(氷は自分でブッフェから持ってくる)
- 電気ケトル
- ドライヤー
船内で提供されるコーヒーは酸味が強く、私はあまり美味しく感じませんでした。また緑茶も全然美味しくなかったです。コーヒーも緑茶も選択肢がなかったので利用しましたが、持ち込めばよかったと思いました。
洗面ブースやシャワーブースにあったもの
- シャンプー、ボディーソープ、ハンドソープ
- シャワーブースに洗濯ロープ(ただしTシャツ3~4枚干すのが限界)
- 洗面には拡大鏡あり
洗面は明るいので化粧も十分にできました。内側キャビンだったので、ベッドルームは暗めの照明で化粧はできませんでした。
シャンプーは海外特有の髪がキシキシになるタイプのシャンプーです。私は自分で持っていたものを使用しました。ボディーソープ、ハンドソープも泡立ちも良くなく、香りもちょっと海外っぽさがあるので、気になる場合は持ち込みした方が良さそうです。
ハンドソープがなかったと書いてあったブログに従い、ハンドソープを持ち込みましたが、ちゃんと洗面ボールに備え付けてありました。
また、洗面下の収納に、トイレットペーパーの予備やナプキンを捨てる袋とごみ箱がありました。
その他、室内の備品は以下の通りです。
- 大量の木製ハンガー(洗濯干しに使うには重い)
- デジタル金庫、テレビ、Bluetoothのスピーカー
収納面では窓なしの一番ランクの部屋でも、室内には大きめクローゼット2つ、洗面には小物を大量に収納できる棚があり、困ることはありませんでした。
MSCベリッシマ/部屋になかったもの
- ティッシュ、スリッパ、パジャマ、歯磨き、髭剃り、ブラシ
- トイレの便座は冷たい(シャワーももちろんない)
日本のビジネスホテルにあって、MSCベリッシマの室内になかったものです。
海外のホテルにないものは、日本発着のベリッシマにもありませんでした。
スリッパなどは、ジャパネット主催のチャータークルーズでは提供されるようですが、自主クルーズではありませんでした。
日本籍の船や国内ホテルとはアメニティ類に違いがあります。
海外旅行をするつもりで荷造りすると、「あれがなかった!」という事態が防げます。
クルーズ旅行に持っていきたいもの
意外と忘れがちなグッズをまとめました。
持ち物リストは、別記事にまとめましたので参考にしてください。
筆記用具が必要
意外と必要なのが筆記用具です。
船内新聞のチェックにはカラーペンがあると便利ですが、絶対持っていきたいのがボールペンです。たとえ日本発着の旅行でも外国船籍の場合は、税関申告書の記入で必要です。
部屋にはメモ帳もペンもありませんので、忘れた場合はハウスキーパーやフロントに声をかけて貸してもらえばいいですが、語学力が必要になってきます。
おすすめはパジャマよりリラックスウェア
パジャマや浴衣などは、部屋にありませんので、寝るとき用の服が必要です。
風呂上がりにデッキに出てお散歩。ブッフェで飲み物補充。など意外と外に出る機会あります。
いつもはパジャマ派の方も、部屋の外に出られるようなリラックスウェアがおすすめ。
また、スポーツジムもあるので、スポーツもできそうな洋服(Tシャツやスパッツ、ジョギング用のズボンなど)だと、兼用できて便利です。
因みに部屋のエアコンは中央管理ではなく、個別で設定できます。春先でも半袖で寝て寒くない温度。快適な温度に保てます。冬でも分厚いパジャマを持っていく必要はないです。
洗濯グッズはあれば便利!ただし厳選して持ち込む!
4泊以上長期の場合は洗濯グッズを持って行くと荷物を減らせます。
MSCベリッシマのシャワーブースには洗濯ロープがありますが、短いので1人分ぐらいしか干せません。
2人以上で参加する場合は、
- マグネット(船内は鉄製なので、どこでも引っ付きます)
- 洗濯ロープ(ハシゴ型)
- 洗剤(液体の1回使い切りタイプ)
- ハンガー(プラスチック製の軽いもの)
- 洗濯ピンチ(折り畳みできる小さいサイズ)
があると便利です。
特にマグネットは壁ならどこでも引っ付くので、洗濯ロープを張るのに大活躍です。他にも船内新聞などを引っ付けたり、上着をかけたり、何個あっても活躍します。
洗濯ロープを張るときは、マグネットのフックが180度スイングできるもだと、天井から吊ることもでき、凡庸性が高いです。
また洗濯ロープは、ハシゴ型になっているものを買ってください。ロープ型にハンガーをかけると一か所に集まり、干せません。
洗剤は使い切りタイプが便利です。液体やジェルタイプが溶け残りせず使いやすいです。
下着だけ手洗いする場合は、ボディーソープで代用で十分です。
洗濯グッズは100均でも揃います。ハシゴ型の洗濯ロープは、キャン★ドゥ、ワッツで発見しました!ダイソーとセリアでは見つけることができませんでした。
よく、洗濯バックなどのグッズをおすすめされていますが、そこまでは必要ないと感じました。
下着1セットなら、お風呂の時に各自で洗いながら入れば十分です。
一度に大量に洗う予定の場合は、洗濯バックも必要ですが、時間もかかります。せっかく遊びに行っているのに、毎日洗濯に時間をかけるのは、もったいないのではないでしょうか?
洗うものは、下着とTシャツ類だけに厳選し、ズボンなど大物や乾きにくい素材のものは、洗わないと決めて準備すれば、荷物も抑えられます。
因みに、洗面ボールに水を張って洗うこともできます。
洗面ボールの栓のちょっと分かりにくかったですが、配水栓の蓋を指で押すと開閉しました!
持って行った下着は4セットでしたが、実際には毎日手洗いしたので2セットで足りました。
一番手間なのが脱水ですが、備え付けの分厚いバスタオルで挟んで、水分を吸わせました。部屋の掃除は一日2回入ります。バスタオルも交換してくれるので、下着とTシャツぐらいならこれで十分です。
プール用のタオルは別にあるので、水着の脱水はプールタオルで行い、プール前のプールタオル専用の交換所で交換してもらいます。
ネックストラップ
船内では常にクルーズカードを携帯することになります。
部屋の鍵としてはもちろん、支払いもクルーズカードになる、大切なカードです。
首からかけておくのがオーソドックスな持ち歩き方法となるので、カードホルダーがあると便利です。
申し込みをした旅行会社からもらえる場合もあります。
室内のカードホルダーに挿すと電気がつくシステムなので、カードホルダーはネックストラップタイプが便利です。
MSCベリッシマのクルーズカードは右下に穴が開いているので、フックがひっかけられます。
冬でも水着は必要!子連れは浮き輪が必須!
ジャグジーと屋内プール用があり、冬でも泳ぐことができます。
冬でも屋内プールの部屋に入ると、温泉の脱衣所を思わす暖かかさで、プールの温度も31度に設定されていました。
外のウォータースライダーの水温も暖かかったです。天気が良く気温が20度ぐらいあある日は、ウォータースライダーにもチャレンジできました。
屋内プールは1.4mの深さがあるので、子供用に浮輪と空気入れを持ち込みました。
プールの深さがあるので、160㎝はないと水面から顔が出ません。
監視員は常にいますが、子供だけでプールは危険です。小学生ぐらいまでは浮き輪+大人の付き添いが必須だと感じました。
また、プールに行くときはサンダルかウォーターシューズが必要です。我が家では、スリッパの備え付けがないので、ウォーターシューズをスリッパ代わりにして、兼用して使用しました。
水筒は便利!ただし洗い物グッズが必要。タッパーは不要
寄港地観光用と部屋での飲み物確保のために、水筒はあると便利です。
部屋の冷蔵庫には水やお酒など入っていますが、有料(その上、ものすごく高い!)です。
ブッフェには水、お湯、コーヒー、牛乳などが常に提供されていますが、のどが渇くたびに、広い船内を移動するのは面倒です。
そこで頼りになるのが水筒です。
直接水筒にすすぐのはダメと案内があったと聞きましたが、特に案内も貼り紙もなく、皆さんウォーターサーバーからマイボトルに注いでいました。特に問題ないと思います。
また、タッパー代わりにもなりそうな、蓋付きスープマグ(プラスチック製)を持っていました。
タッパーあればビュッフェから持ち帰りできるから便利と聞いたので、クッキーでももらおうと持っていっていましたが、食べて常におなかいっぱいで部屋で食べるなんてできませんでした。
歯磨きコップがないという情報もあったので、蓋付きスープマグで代用しようと思っていましたが、これも備え付けのプラスチックコップがあり、必要ありませんでした。
水筒を持っていくと、使った後の洗い物が必要になります。
水ぐらいなら、すすいで洗い物終わりでいいかも知れませんが、ジュースなどを入れるなら、スポンジや洗剤があるといいです。
今回はスポンジ代わりに、水に強いので除菌シートで洗いました。
乾かす場所に困るので、巻きすを持っていきました。折り畳み式の簡易ラックなどを検討しましたが、自宅にあった巻きすを持参しました。
これは大正解でした。軽くて折りたためて便利。
大きな洗面ではないので、水筒は洗いやすく部品の少ないものがおススメです。
酔い止めや常備薬は必須
いつも飲んでいる薬がある場合はもちろんですが、普段薬を飲んでいない場合でも、急な体調不良に備えて薬をそろえると安心です。
船内に医務室はありますが、健康保険が利かず診察料が高額です。
医師の診察はもちろん、海外旅行保険でカバーできますが、英語でのやり取りになりますし、ちょっとした体調不良であれば自分で対処した方が楽です。
最近ではコロナなども気になるので、万が一に備えて1,2回分の薬を一通り持っていきます。ただし、症状が治まらなければ、早急に診察を受けてください。
- 体温計
- 痛み止めや解熱剤
- 整腸剤、胃腸薬
- 絆創膏(ハイドロコロイド タイプがおススメ)
- 酔い止め
- 花粉ガードスプレー(ウイルスや菌のガードにも効果があるので気休めに)
- マスク、除菌シート(船内は密になりがちです)
大型の船は揺れにくいとは言われますが、実際は揺れます。
波浪注意報が出ていた日の航海は結構揺れ、階段状のシアターで転倒したり、よろけている人も何人も見ました。
船に酔いやすい私と子供は、もちろんその日は酔い止めを飲んでいました。酔いに強い夫は飲みませんでしたが、それでも結構揺れると気にはしていました。
因みに酔いやすい私が、酔わなかった酔い止めはやっぱり「アネロン」です。
子ども用はないので、飴タイプの酔い止めを選択しました。
車でもよく酔う子ですが、時化の日でも酔いませんでした。
船内は密になりがちですが、街中よりマスクをしている人は少ないです。
クルーズ船は大勢の人を運ぶ特性から、コロナに関わらず、感染症や食中毒が発生すると、広がりやすい状態ではあります。
体調を崩すとせっかく楽しかった旅行も台無しなので、私自身は気になる場所では、対策を行っていました。あと、旅行後に発病して更に有休をくださいとはさすがに言いずらいです
スマホの充電だけなら延長コード、分岐コンセントは必要ない
部屋には日本のプラグがそのまま使えるコンセント2つとUSBが直接させるコンセントが1つ(他にも欧州仕様のコンセントもありました)ありました。
延長コード、分岐コンセントがあれば便利と聞いていましたが、スマホの充電ぐらいしか使わない場合は、そこまで必要ないと感じました。
我が家の場合は、4台スマホを持っていきましたが、1本のコードとアダプターで十分でした。
個人差があるがスマホの充電しか使わないのであれば、夜に充電するので十分です。
ただしモバイルバッテリーがあれば、寄港地観光の急な電池切れで便利でした。スマホの充電を忘れていて、寄港先で電源が切れかけあせりました。
スマホ以外にも、デジカメのバッテリー、モバイルWi-Fiの充電、充電式のイヤホンなどを持っていく場合は、充電グッズもあれば効率がいいと思います。
部屋にあったUSB口のコンセントの充電速度はかなり遅いです。いつもは10分もかからず充電できるホットカーラーが30分経っても充電できませんでした。使い物にならないので、USB口のコンセントは当てにできません。
これらの持ち物と便利グッズを準備しておけば、MSCクルーズでの船旅をより快適に楽しむことができます。
ぜひ次回の船旅に備えて、参考にしてみてくださいね!
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